志賀哲太郎~大甲の聖人と称された日本人


『大甲の聖人』と称された一人の日本人。
熊本県出身の志賀哲太郎という一人の教師の生涯をまとめました。

大使館の機能を有する日本台湾交流協会の
機関誌『交流』で担当している
不定期連載「片倉佳史の台湾歴史紀行」の第17回です。




熊本出身の教師・志賀哲太郎は、
台中郊外の大甲の公学校に赴任。
生涯を一教員として生きた人物でした。

今も墓地が残っていますが、
訪れてみると、きっと驚かされます。
なんと、志賀先生の墓地の周囲には、
かつての教え子たちの墓地が、
それこそ取り囲むように並んでいるのです。



教え子たちが自らの人生を閉じる時、
恩師に寄り添いたいと願って墓地を作る。
それほどまでに慕われる教師とはどんな人物だったのか。
お読みいただきたいと思います。



なお、志賀哲太郎自身は、さまざまな軋轢に苦しみ、
自らの命を断っています。
そういった部分もまた、いろいろなことを考えさせられます。
知られざる台湾の歴史秘話。
皆さんと分かち合えれば幸いです。



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