パイワン族の言葉に入り込んだ日本語(音源)

パイワン族の言語の中に溶け込んだ日本語。
これについては、拙著『台湾に生きている日本』(祥伝社)で一章、取り上げていますが、なかなか興味深いものがあります。

『台湾に生きている日本』(片倉佳史)
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特に、かつて「高砂族」と呼ばれた台湾の原住民族の人々の言語の中にも数多く、日本語、もしくは日本語由来の言葉が見られます。

今回、アップする音源は、パイワン族の古老・華阿財さん(故人)にお話をうかがった時の様子です。

パイワン族とは言っても、台湾南部の一部の集落に限定された表現になりますが、「サイグー」という言葉があります。
これは西郷隆盛の実弟・従道(つぐみち)に由来し、統率力があるとか、難題をクリヤーするという意味があります。
つまり、「サイゴー」が「サイグー」となって定着しています。

台湾体験ラジオ~片倉佳史の取材ノートから
https://anchor.fm/katakura-nwo/episodes/2007-e1aibtj

この取材は2007年に行なったもの。
所どころ、地名や独特な言い回しがありますが、貴重な音源だと思います。
時折入るパイワン語の響きにも着目してください。

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