台湾を学ぶ会in台北 東俊賢さん

次回の台湾を学ぶ会は台北で開きます。
2019年9月21日18時30分より、
松江路のIEAT会議中心にて開催予定です(申し込み・詳細はしばらくお待ちください)。
今回のゲストは東俊賢さんです。
以下をご覧ください。貴重な証言に触れられると思います。



東俊賢(とう・しゅんけん)
1930(昭和5)年、日本統治時代の台南郊外に生まれる。

台南市末広公学校を卒業後、台南商業学校に進学。
在学時に海軍戦闘機を製造する「高座海軍工廠(空C廠)」行きの募集を耳にし、
1944(昭和19)年に台湾少年工に志願、14歳で内地へ。
当時、海軍航空機に関する国内最先端の技術と英知が結集していた
神奈川県追浜の海軍航空技術廠(空技廠)に配属される。
航空機の部品を溶接する部署に所属し、
特攻兵器「桜花」やロケット戦闘機「秋水」の製造に携わる。
また、極秘裏に製造された「桜花」の試作機の組立工場に入る特別通行証が渡され、
熔接した部品を組立工場に運ぶ極秘任務を担った。
空技廠で敗戦の玉音放送を聴き、1946(昭和21)年、台湾に引き揚げ。
その後、台南師範学校へ進学し、卒業後に教職に就いたものの、
日本の空技廠で得た経験と最先端の科学技術に触れた誇りが忘れられず、
再び技術者の道を歩む。その後の生涯を電子産業の世界に捧げた。
現在は、「桜花」や「秋水」の製造に携わった唯一の台湾人として、
その体験や追憶を著作にまとめている。
現在、『決戦秘密武器「桜花」、「秋水」 生産現場を知る唯一の台湾少年工(仮題)』を執筆中。



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