ガストロノミーレストラン『MUME』

 

台湾を代表するガストロノミーレストラン『MUME』。台湾の食通なら知らない人はいないと言ってもいい著名店ですが、このたび、デンマーク王国の女王在位50周年を記念し、『ロイヤル・コペンハーゲン』とコラボが実現。伝統工芸の美と最先端の創作料理が織りなす宴なのですが、誰もが感動を覚えてしまう優雅な世界でした(取材日は10月4日)。


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『MUME』は「アジアのベストレストラン50」や「ミシュラン」にも選ばれている名店。台湾の飲食業界を牽引する存在にもなっています。シェフのリッチー・リンさんはとても気さくな人柄で、多くの方から愛されている存在。かつてデンマークの『Noma』というレストランで修業していたことがあり、それがきっかけで今回のコラボに繋がったそうです。

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料理は前菜に馬祖列島の名物であるムール貝に似た「淡菜」が登場したほか、エビには台湾原住民族のスパイス「馬告」が隠し味に使用されていました。副菜には白身魚の「午仔魚」。これには魚の骨を煮込んだ汁をベースにしたクリーミーなソースががかっており、緑と白が入り混じった色合いのソースに『MUME』らしさを感じました。


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メインは和牛をチョイス。ほほ肉を24時間かけて低温で煮込んだものを味わいました。ロブスターがのったフランス式リゾットも逸品でした。これらはいずれも「ロイヤル・コペンハーゲン」の代表的なブルーの唐草模様が入ったお皿や、レースのような縁取りが入ったお皿が組み合わされ、目でも楽しめるコースでした。

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店内には50周年記念の新作である赤紫色の花の冠が描かれたお皿や、デンマークの原生植物などが描かれたお皿も飾られていました。しかも、「女王のプライベートガーデン」と謳った店内には、女王が愛するバラの花やデンマークの国の花であるマーガレットなどが飾られていました。

以上のコースは期間限定だったのですが、機会があればぜひ『MUME』を体験してみてください。シェフのリッチーさんも日本からのお客さまに会えることを心待ちにされているようでした。

なお、予約はオフィシャルサイトからできます。

https://www.mume.tw/reservation.html


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