チョウゲンボウ(紅隼)との出会い~台湾探鳥日記
台湾には数多くの鳥が暮らしていますが、その中で渡り鳥の存在にも注目したいところです。毎年、秋口に日本列島や中国、朝鮮半島方面から南下してくる鳥は多く、バーダーさん(鳥好き)の間でも情報が飛び交います。私もそういった仲間からの情報を得て、時間ができるたびに鳥探しに出かけます。
台湾では猛禽類の人気が高く、タカやワシ、フクロウなどを追うバードウォッチャーは少なくありません。私は個人的にハヤブサ(漢字では「遊隼」と表記)が好きなのですが、今回、念願かなって、チョウゲンボウ(紅隼)と出会うことができました。
場所は新北市貢寮の龍門運動公園。日本人にはあまりなじみがない場所ですが、鳥に出会える機会の多い場所でもあります。私はこの日、珍鳥「タイワンガビチョウ(臺灣畫眉)」をはじめ、アトリ(花雀)やクビワムクドリ(烏領椋鳥)、タイワンヒメマルハシ(臺灣小彎嘴)、アカモズ(紅尾伯勞)、マヒワ(黃雀)などの姿をカメラに収めましたが、なんとも感激したのはチョウゲンボウでした。
台湾ではなかなか見られない鳥ということもあり、出会えるチャンスは秋から冬にかけてわずかに見られるのみ。あいにくの雨降りではあったのですが、興奮してしまいました。ハヤブサに比べると小さな身体ですが、可愛いだけでなく、なかなか精悍な顔つきを見せてくれました。
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