杜祖健さんをお招きしました(台湾を学ぶ会)


台湾を学ぶ会in台北。

今回は松本サリン事件や毒ガス研究の世界的権威である
杜祖健(アンソニー・トゥー)先生をお招きしました。






3時間半、たっぷりお話をうかがいました。
まずが台湾で初めて博士号と得た御尊父・杜聡明博士の人生をたどりながら、
日本統治時代の台湾をたどり、
同時に霧峰林家と清仏戦争、アヘン中毒患者の治療、薬物乗用者の尿液検査法、
台湾の毒蛇研究などを前半でうかがいました。
ここでたっぷり90分。
特に日本統治時代の台湾と福建の関係は見落とされてしまうことが多く、
興味深かったです。





後半では敗戦直後のアメリカの動き、ジョージ・H・カーの証言、
台北大空襲時の爆弾投下地点の分析、米軍の戦略から見た沖縄と台湾、
戦争末期の関東軍の動き、戦後の混乱期、陳儀の銃殺秘話、
そして、松本サリン事件、生物兵器の日本の捜査体制、
中川智正死刑囚とのやりとり、金正男殺害事件など、
様々なお話をうかがいました。

杜先生、ありがとうございました。ご来場いただいた皆さん、
これからも台湾について考え、学んでいきたいですね。

画像提供は権田猛資さんです。


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