溪湖の製糖鉄道、運転区間短縮(2022年10月)

雲林県にある溪湖糖廠。日本統治時代に明治製糖株式会社が設けた製糖工場です。ここで活躍していたサトウキビ運搬列車は現在、観光鉄道として整備され、多くの方に親しまれています。私も何度となく足を運び、その姿を目にしてきました。

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今回、残念な決定が下され、営業区間が10月から短縮されることもなりました。上の写真にあるような旧濁水溪を渡る列車の風景も見おさめとなりました。9月25日には動態保存されている346号機蒸気機関車も走るということで、訪ねました。小さいながらもしっかりとした走りを見せてくれました。

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現在、工場→草埔→濁水となっている運転区間は草埔までとなります。その理由ですが、橋梁の保全に費用がかかり、彰化県がその負担を拒否したことにあります。嘉義県などでは保全・補修についての補助を出しており、彰化県の態度に不満の声が上がっています。この件について、彰化県の公式な発表がないので、断言はしにくいところですが、観光政策と行政が一致した考えを持っていないことは確かで、残念ですね・・・。

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